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43億年前 太古の火星に広大な海

火星の気候が湿潤だった約43億年前には、全表面積の19%を占める広大な海が北半球にあったとする
研究結果を、米航空宇宙局(NASA)のチームが米科学誌サイエンスに5日発表した。 水の体積は推定約2千万立方キロ。海は、場所によっては1.6キロ以上の深さがあったとみられる。
今は乾ききった赤い惑星に長い期間にわたって大量の水が存在したことになり、NASAの研究者は
生命を育む環境があった可能性が一層高まったとみている。 地表から水が蒸発したことを示す重水素の比率や、火星から飛来した隕石の分析結果などから、
太古の火星に存在した水の量を推定した。(共同)
http://mainichi.jp/select/news/20150306k0000e040153000c.html Strong water isotopic anomalies in the martian atmosphere: Probing current and ancient reservoirs
Published Online March 5 2015 Science DOI: 10.1126/science.aaa3630
http://www.sciencemag.org/content/early/2015/03/04/science.aaa3630.abstract

まばたき回数でニコチン依存体質診断

喫煙でニコチン依存症になりやすいかどうかを、まばたきの回数から推測できる可能性があることを
大阪大の中野珠実准教授(神経科学)が突き止め、2日付の英科学誌電子版に発表した。依存になりにくい傾向がある遺伝子の型を持つ人は、持たない人に比べてまばたきの数が多かった。
中野准教授は「診断の指標として利用できるかもしれない」と話す。中野准教授は、ニコチンと結合する脳の「ニコチン受容体」を作り出す遺伝子に着目。これまでに、
日本人の半数近くは、この遺伝子の1カ所で通常の配列と違う塩基に置き換わっており、アジア人では
置換があると依存症になりにくい傾向があることが報告されている。置換がある約50人とない約60人に映画を5分間見せて実験したところ、ある人はまばたきの数が
約3割多いことが判明した。まばたきの回数は個人差が大きく、1分間に数回の人もいれば40回以上の人もいる。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG02H79_S5A300C1000000/
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/25700014.ja.html 関連
まばたきは何のためにするのか?脳の情報処理とまばたきの関係を見る
https://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/082/research_2.html

がん治療:薬を効率的に取り込ませる微小粒子の開発に成功

がんに薬を効率的に取り込ませる10ナノメートル(ナノは10億分の1)の微小粒子の開発に成功したと4日、
大阪大の研究グループが発表した。細胞死を引き起こすRNA(リボ核酸)の一種を使った実験で、副作用なく
マウスのがんの増殖を抑えられたという。論文は5日、米国のオンライン科学誌プロスワンに掲載される。RNAの一種「siRNA」は特定の遺伝子を働かないようにでき、新世代の抗がん剤として注目されている。
しかし、血中で分解されやすいため注射では使えず、がんまで運ぶ方法の開発が必要だった。また、これまで
開発された粒子は大きさの面から、運ぶ効率が悪かった。阪大の山本浩文准教授(消化器外科学)らのグループは、siRNAにカルシウムとリン酸、炭酸を混ぜて塊にし、
超音波で砕いて10ナノの球状の粒子にすることに成功した。血中で分解されにくくなり、がんが増殖している
マウスに週3回注射すると、18日目には、がんの大きさが従来の方法の3分の1に抑えられたという。山本准教授によると、がんの近くの血管は、壁に隙間(すきま)が多く、微小粒子が漏れ出てがんに達しやすいという。
研究グループは、効率のよさから、粒子を「スーパーアパタイト」と名付けた。
http://mainichi.jp/select/news/20150305k0000m040139000c.html
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0116022 https://kaken.nii.ac.jp/d/r/30322184.ja.html

最大級のイカ、タコ化石発見 全長は10メートル超 ダイオウイカ上回る可能性

北九州市立いのちのたび博物館は5日、北海道羽幌町の約8500万~8千万
年前(白亜紀後期)の地層から、イカとタコの下顎部分の化石2点が見つかったと
発表した。ともに新種で、下顎の化石としては世界最大級という。イカは全長10~12メートルと推定、現生する無脊椎動物では最大級の
ダイオウイカに匹敵するか、それ以上の可能性があるとしている。タコは
全長2・4メートルと推定される。
 博物館は「白亜紀後期の北太平洋は、首長竜などの大型生物のほかに巨大な
イカ、タコ類も栄えていた」と分析、進化や太古の生息状況を知る貴重な資料に
なりそうだ。
 イカは平成24年、御前明洋学芸員が長さ6・3センチの下顎の化石を発見。
東京大、京都大と共同研究した結果、形状からツツイカ類としては世界最古の
新属新種と分かった。
 御前学芸員は「サンプルが少なくダイオウイカの平均サイズも不明で、どちらが
種として大きいか断言できない」と話すが、米国で保存されていたダイオウイカ
(全長7・7メートル)の標本との比較では、今回の下顎は1・3倍あった。
食卓に並ぶスルメイカなどの下顎は、通常1センチ程度。
タコの下顎の化石(長さ9・0センチ)は昭和53年に収集していた岩石から
11年に見つけ、コウモリダコ類の新種と確認した。胴の長さは1・6メートル、
全長2・4メートルと推定。現生のミズダコは腕を含む全長がこれを上回るものも
あるが、胴は通常30センチ程度という。
 研究成果は、ポーランド科学アカデミー古生物学研究所が発行する電子版
学術雑誌に5日、掲載された。
http://www.sankei.com/images/news/150305/wst1503050015-p2.jpg
http://www.sankei.com/west/news/150305/wst1503050015-n1.html

ラヴジョイ彗星の尾

昨年末から今年2月までラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)が見ごろとなっていたが、2013年末に明るくなった
別のラヴジョイ彗星(C/2013 R1)も、アイソン彗星(C/2012 S1)が見られず落胆していた天文ファンを
救ってくれた彗星として記憶に新しい。このラヴジョイ彗星をすばる望遠鏡で詳しく観測していた国立天文台の八木雅文さんらは、彗星のイオンの
尾の構造が20分ほどの間に大きく変化していたことをつきとめた(1枚目の画像)。ラヴジョイ彗星ほど明るい彗星は
1年に1つ出現するかしないかなので、短時間での尾の変化のようすは貴重な観測例だ。 2013年12月4日にすばる望遠鏡が撮影したラヴジョイ彗星(C/2013 R1)のイオンの尾。彗星核から80万kmほどの範囲を
繰り返し観測して時間変化を追った。イオンの尾の中で、核から30万kmほどの位置に塊が生まれ流れていくようすも見つかった。これは彗星核の
近くにあったイオンの塊が太陽風による最初のひと押しで動き始めているところをとらえたものだが、その移動速度は
秒速20~25kmで、他の彗星での観測例に比べて半分程度のスピードだ。イオンの塊がどのように作られるのか、
どのように初速度が決まるのかなど、イオンの尾の中で起こる物理的メカニズムはまだはっきりわかっておらず、
今後の観測の積み重ねによる解明が期待される。
イオンの尾の中(左画像の水色枠)で塊が移動するようす
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/03/05lovejoy/attachments/knot.jpg
参照
すばる望遠鏡が捉えたラブジョイ彗星の尾の素早い変化 | 国立天文台(NAOJ)
http://www.nao.ac.jp/news/science/2015/20150305-subaru.html
http://jp.arxiv.org/abs/1403.1346

インド、今年半ばに再使用型宇宙往還機の試験機「RLV-TD」を打ち上げ

インド宇宙研究機関(ISRO)が開発している再使用型宇宙往還機の
試験機「RLV-TD」が、今年半ばにも打ち上げられるだろうと報じた。これは、ISROのA. S. Kiran Kumar総裁が明らかにしたもので、同紙の取材に対して「試験飛行は今年の上半期の
終わりか、あるいは下半期の初めごろに行う予定です。作業は順調に進んでいます」と語ったという。Kumar氏は
今年1月に、ISROの総裁に就任したばかりである。RLV-TDは1段式の固体燃料ロケットの先端に装着される形で打ち上げられる。翼長は約1m、質量は3tで、ロケットを
含む全長は約6.5mとされる。RLV-TDはサティッシュ・ダワン宇宙センターの第2発射台から打ち上げられ、高度70kmまで
到達した後、大気圏に再突入する。そして大気圏内を滑空飛行して、最終的に太平洋に着水する。試験飛行は
地球周回軌道には乗らない、サブオービタル飛行で行われる。RLV-TDはReusable Launch Vehicle-Technology Demonstrator(再使用型ロケットの技術実証機)の頭文字から
取られている。ISROは現在、「アヴァター」(AVATAR)という再使用ロケットの開発を進めている。アヴァターは、いわゆるTSTO
(Two Stage To Orbit)と呼ばれる2段式のシステムで、第1段、第2段共に、打ち上げ後は翼を使って滑走路に
戻ってくることができ、機体をすべて再使用することができる。またアヴァターは宇宙飛行士を乗せることが
できるという。開発が順調に進めば、2025年ごろに初打ち上げが行われるとされる。RLV-TDはそのアヴァターの、第2段にあたる宇宙船部分を小さくしたような形をしており、開発に必要なデータを
取ることを目的としている。
http://www.sorae.jp/030895/5460.html
http://www.sorae.jp/newsimg15/0302RLV-TD.jpg
参照
ISRO Plans to Test-fly Reusable Launch Vehicle by Mid-2015 - The New Indian Express
http://www.newindianexpress.com/states/kerala/ISRO-Plans-to-Test-fly-Reusable-Launch-Vehicle-by-Mid-2015/2015/02/27/article2689302.ece

クモ毒成分に強力な鎮痛作用の可能性

クモの毒には、高い効果が持続する鎮痛薬をつくるために必要な「秘密の成分」が含まれている可能性がある
との研究論文が、4日の英薬理学誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(British Journal of Pharmacology)」
に掲載された。 培養皿での実験では、クモの毒から採取された7種類の化合物が、人間の脳への痛覚の伝達に重要な働きをする
タンパク質を阻害することが確認できた。クモの毒に含まれる分子は、神経と脳の間でやり取りされる信号を運ぶ
タンパク質の機能を損なわせる働きを持つ。 毒の作用の標的を定めて制御できれば、この「オフスイッチ」は慢性痛に苦しむ数百万人の人々にとっては朗報となる。 特に「Nav1.7」と呼ばれるタンパク質は、人体の痛覚信号の伝達に極めて重要な働きをする経路(チャンネル)と
考えられている。 今回の研究を率いた豪クイーンズランド大学(University of Queensland)のグレン・キング(Glenn King)氏は
「自然発生の遺伝子変異が原因でNav1.7チャンネルを持たない人は、痛みに対して無感覚があることが、これまでの
研究で分かっている。その理由から、このチャンネルを遮断することで、正常な痛覚伝達経路を持つ人の痛みを消せる
可能性があると考えられる」と説明した。
http://www.afpbb.com/articles/-/3041582
タランチュラ。ニカラグアの首都マナグアで
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/1024x/img_f2e775d132b31f8640e79c75ddc8aae6133287.jpg
Spider venom may have legs as future painkiller - UQ News - The University of Queensland, Australia
http://www.uq.edu.au/news/article/2015/03/spider-venom-may-have-legs-future-painkiller
Seven novel modulators of the analgesic target NaV1.7 uncovered using a high-throughput venom-based discovery approach - Klint - 2015 - British Journal of Pharmacology - Wiley Online Library
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/bph.13081/abstract

東大、超高圧・超低速で物体がこすれると、水あめのように滑らかに変形することを発見

東京大学の石田忠協力研究員らによる研究グループは、大陸プレートと海洋プレートがこすれ合う様子を
模擬実験できる装置を開発し、物と物が触れ合うところが融合し、水あめのように滑らかに変形することを発見した。摩擦は基本的かつ十分理解された物理現象であるものの、超高圧(1GPa以上)かつ超低速(0.1nm/s以下)の
摩擦についてはよく分かっていない。この超高圧かつ超低速の摩擦は、地震を起こす大陸の状態と非常に似ており、
この摩擦の研究が進むことで地震のメカニズムを解き明かす一助となると考えられている。今回の研究では、最新のマイクロマシンを透過型電子顕微鏡の中で動かす装置を開発し、摩擦が起きた際に
ぶつかったところが水あめのように変形する様子を動画で観察することに成功した。さらに、この装置を用いて2つの
ナノメートルサイズのシリコンの超高圧・超低速の摩擦の様子をナノスケールで観察したところ、ナノメートルサイズの
シリコン同士を押し付けると、ぶつかったところが32GPaという超高圧となり、結晶構造が壊れアモルファス状態の
直径5nm程度の接合ができること、そしてシリコンを秒速0.01ナノメートルという超低速でこするように動かすと、
接合が水あめのように変形し、超塑性変形ののちに破断することが分かった。
http://www.zaikei.co.jp/article/20150304/238722.html
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2015030423292500big.jpg
超高圧かつ超低速のシリコンの摩擦。接触部が水あめのように変形することを確認した。実験と計算によりその変形が、
アモルファスと原子の流入によるものであることを突き止めた(東京大学の発表資料より)
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2015030423303870big.jpg
参照
日経プレスリリース - 東大、超高圧かつ超低速で物体をこすると大きな塑性変形することを発見
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=381607&lindID=5
Time-Lapse Nanoscopy of Friction in the Non-Amontons and Non-Coulomb Regime - Nano Letters (ACS Publications)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/nl5032502

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